小児矯正・成人矯正
目的
矯正治療の目的は様々あり、見た目やかみ合わせ、被せ物を作るため発音、虫歯の予防などがあります。
おひさま歯科では、小さなころから矯正治療をはじめることをおすすめしています。
成長期のお子さまのあごの成長を活かし、より効果的で負担の少ない治療を行うことができるからです。もちろんあごの成長が終わった中学生以降の方でもワイヤーを使用した矯正治療(2期治療)を行うことができます。
当院では、お子様のお口の中の磨き残しや虫歯から守るだけでなく、定期的にレントゲンやお口の写真を撮影し、永久歯が先天的に多い又は少ない場合は早期に発見し、乳歯の歯並びから永久歯が綺麗にはえそろうかどうか、かみ合わせの状態等のチェックを行います。
矯正歯科をはじめるタイミングは歯並びの状態や他の様々な要因によって変わります。
5〜6歳など早期に始めた方が良いこともあれば、中学生以降に治療した方が良いこともあります。適切な時期がいつ頃か調べてお伝えしますので、一度ご相談ください。
矯正治療の流れ
- 予約
- 初診・問診
気になっている部分などを問診していきます。
費用のご説明 - 矯正精密検査
レントゲン写真・お口の写真・顔貌写真・型どり(デジタルスキャンor粘土の型どり)
- ご説明
(セットアップモデル シミュレーション結果を説明します。その際に装置の種類や治療期間をご説明します)
- 矯正治療開始
治療中は虫歯・歯周病・装置が取れたなどが起こることがあります。そのため調整を月に一度行い、スムーズに歯が並ぶようにします。期間は小児矯正(1期治療)1〜1.5年、大人の矯正(2期治療)非抜歯矯正1年〜1.5年、抜歯矯正2年〜3年です。
- 矯正治療完了
お疲れ様でした!
- 保定装置装着
歯が並び終わった後矯正装置を外すと「後戻り」といって、元に戻る力が働きます。その力を防止するため、並び終わった状態を固定するため、「保定装置」をつけます。
- 終了・経過観察
問題がないかどうか、チェックしながら保定装置を外すタイミングを考え経過を見ていきます。
良い歯並び
悪い歯並び
矯正治療には大きく分けて2種類あります。
1期治療
乳歯のみの状態や乳歯から永久歯に生え変わっていく成長期(混合歯列期)に行うⅠ期矯正治療です。
基本的に睡眠時やご自宅にいる時に装着し、外出時は外していただく、取り外し式のものです。
成長期を利用して行う治療のため、使用する装置は適宜変化することがあります。
Ⅰ期の矯正治療は歯を並べるスペース自体を広げ、大まかに歯を並べることを目的としています。歯磨きや食事の際も取り外すことができるため、歯磨きもしやすく食事もしやすくなっています。後述する2期治療への前治療とも捉えられることも多いです。
2期治療
もう1つの矯正治療は、すべての永久歯が生えそろい、中学生以降から行うⅡ期治療です。
歯並びが入りきらずにガタガタになってしまった、というケースであれば、基本的に足りないスペースを補うため抜歯を行い、その空いたスペースを利用して歯にワイヤーを装着し、歯を動かしていきます。ワイヤーは固定されているため、歯磨きが難しく、矯正治療と同時に虫歯の予防も大切となります。
Ⅰ期治療を行うことで、健康な歯の抜歯を可能な限り避けることを目的としていますが、完璧に揃った歯並びや、Ⅰ期治療を行っても歯が並ぶスペースが不足した場合、Ⅰ期治療後にⅡ期治療を行うことで歯並びを調整していくことがあります。
どちらの矯正治療も基本的に1カ月に1回程度の調整を行い、装置の交換や調整が必要です。
矯正治療の開始時期や期間、使用する装置、当院での治療が可能かどうかは患者様によって異なります。手術が必要なケースや難症例など当院での治療が困難の場合は、矯正専門医や大学病院等へご紹介しております。
矯正装置の種類
1期
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拡大床
顎が小さいことが原因で叢生になっている場合に使用します。 -
スケルトン装置
上顎の口蓋が深い場合に使用します。 -
リンガルアーチ
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ムーシールド
反対咬合に使用するマウスピース型の矯正です。特に乳歯の時や混合歯列期(乳歯と永久歯がまざり合った歯並びの時)に効果を発揮します。
2期
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マルチブラケット
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インビザライン
ワイヤーがない、マウスピース型の矯正装置です。移動できる量に限界があるため、抜歯ケースや難症例には使用していません。軽度の歯の移動などに用います。
また費用が高額になることがデメリットの一つです。
Option
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クリアブラケット(メタル)
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インプラントアンカー(ミニスクリュー)
一時的に小さいミニインプラントを入れ、歯を動かす際に利用します。特に抜歯ケースに使用します。他の歯に負担をかけないため歯に優しい矯正治療になっています。治療が終わったらミニインプラントは除去します。 -
セラミック治療
矯正治療は歯の移動のみです。色や形は変えることができません。そのため矯正装置とセラミック治療を併用することがあります。