インビザライン

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インビザラインについて

「インビザライン」とは、透明で取り外し可能なマウスピース型矯正装置を用いた歯列矯正治療法のひとつです。

歯の矯正といえば、金属製のワイヤーを取り付ける治療法が一般的です。
このワイヤーを用いた治療法では、器具を常時歯に固定しておく必要があるため、装置の見た目や口元の違和感が気になったり、食事や発音がしにくくなったり、ワイヤー調整時に痛みが出たりするケースがあります。

インビザラインの治療では表面が滑らかで透明なマウスピースを使いますので、 お口の違和感を感じることが少なく、見た目にもほとんど装着していることが分かりません。
その為、お友達とおしゃべりする時やイベントで人前に出ていく時などにも口元を心配することが少なくなります。
また、材質はプラスチックを使用していますので、金属アレルギーの方にも安心して装着して頂けます。

ただし、インビザラインも万能ではなく、例えば側切歯を内側から外側に出す事や下の小臼歯を持ち上げる事(挺出)が不得意な分野もあります。
そのためマルチブラケット装置を最初使用し、仕上げにインビザラインを使用したりすることもあります。
インビザラインのメリットとしては、ご自身でマウスピースを取り外していただけることにあります。
食事の際に装置を外して食べられることで、食べ物が挟まる心配や口の中の違和感が気になって食べにくいということもなくなります。
ブラッシングも普段通り行えるので、治療中も清潔な口内環境を維持することができ、虫歯や歯周病といった他の口内リスクを下げることにも繋がります。

このようなインビザラインの多数のメリットは世界で注目されており、既に国外では数百万件以上の導入症例があります。日本でも新たな矯正治療法として、今後広く普及していくことが期待されています。

インビザラインの進め方

  1. カウンセリングおよび歯並びの確認

    まずはインビザラインでの治療が可能か確認をするため、患者様へのヒアリングと歯並びや噛み合わせのチェックを行います。一般的なインビザラインによる治療のメリットとデメリットをはじめ、治療の大まかな内容、費用の目安、治療期間の目安についてもご説明いたします。(インビザラインは「保険適用外」の診療となります。)

  2. 口腔内の精密検査

    治療計画を立てていくにあたり、現状の歯並びや虫歯・歯周病の有無、顎の骨の状態を詳しく見るため、3Dスキャナーや写真撮影などによる精密検査を行います。この時に口腔内に虫歯などの異常があった場合には、矯正に取り組むことを見据えた治療のご案内・実施を行います。

  3. 治療方針の提案

    事前の精密検査から得られたデータを基に、理想とする歯並びをシミュレーションしつつ、診療計画全体を構築していきます。検査結果から事前のカウンセリング時よりもさらに具体的な診療内容・費用・治療期間を提示させて頂き、患者様へのヒアリングを重ねながら最終的な治療方針を決定していきます。

  4. マウスピースの制作

    治療方針が決まったら、データを基にして治療に必要なマウスピース(アライアー)をオーダーメードで制作していきます。理想の歯並びを患者様と一緒にシミュレーションしながら、使用方法の説明も進めていきます。マウスピースの完成には1ヵ月程度の期間を要します。

  5. 治療開始

    マウスピースが到着したら治療を開始します。歯の状態に合わせてマウスピース単独での装着や補助器具を使った治療を行い、シミュレーション通りに歯の移動が進んでいくように調整していきます。日常的な着脱方法、お手入れの方法、守っていただくべきルールや注意点についても詳しく説明します。

    主な注意点

    ●マウスピースは1日20時間以上の装着が必要です。
    装着時間が短くなると治療効果が薄れたり治療期間が長くなってしまいます。
    ●食事をする際にはマウスピースを外してください。
    また食事の後には歯を磨いてから装着してください。
    ●歯のブラッシングをする際にはマウスピースを外してください。
    ●マウスピースの洗浄は医師の指導に基づいて行ってください。
    ●定期的なマウスピースの交換は、医師の指導と治療計画に基づいて進めてください。
    ●新しいマウスピースへの交換は夕食後のタイミングにしてください。
    ●新しいマウスピースを装着した際には、違和感や若干の痛みが出る可能性があります。
    これは歯を動かすための負荷がそれぞれのマウスピースごとに違うために起こります。
    痛みが激しい、違和感が消えない等の場合には、医師までご相談ください。

  6. マウスピースの交換や定期的なチェック

    インビザラインのマウスピースは1週間ごとに交換しながら装着していくことで、少しずつ理想的な位置へ歯を動かしていきます。歯を移動している間は、1ヵ月ごとに定期的に来院いただき、歯の状態の確認や口腔内のチェックを行います。最終的な仕上げをよくするために、追加で補助装置の使用についてもご提案することがございます(補助装置の費用はかかりません)。インビザラインの治療では、一般的な矯正治療よりも通院回数や診療時間を少なくすることが出来るため、患者様の来院に対する負担は従来よりも軽くなります。

  7. すべてのマウスピースを装着、治療終了

    計画に基づいてすべてのマウスピースの装着が終わった段階で、予定通りに歯が動いたかどうかの最終的な確認を行います。この時に微調整が必要な場合には追加でマウスピースを制作したり、補助的な治療を進める場合もあります。シミュレーションと照らし合わせて理想的な状態へと移動が出来た段階で、アライナーを使った治療は終了となります。

  8. アフターケアと定期的な口腔内チェック

    歯の移動が終了した後には、歯並びを維持・安定させるための保定装置(リテーナー)などを使用し、定期的な確認を行っていきます。
    歯が再度動いてしまうリスクを少なくし、健康な口内環境を維持していくために継続的な来院をお願いしています。

おひさま歯科が大切にしていること

矯正治療ももちろん大切なのですが、お口の中には様々な問題点があり、矯正治療のみでは解決できないこともあります。
虫歯治療や歯周病治療、歯がないなどの問題を矯正治療を含んだ、総合的な治療計画を立てることが最も大切であり、当院が最も患者様に貢献できる分野であると考えています。
また矯正治療もインビザラインだけではなく、マルチブラケット装置や一期治療など様々な治療の選択肢の中から、患者様に全て説明し選択していただくようにしております。

メインテナンスも歯並びのメインテナンスだけではなく、歯周病や虫歯治療など包括的なメインテナンスを行うことが最も大切だと考えております。
治療後も理想的な歯並びを長く維持してもらうサポートを続けて行きます。

おひさま歯科・小児歯科
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