10月1日に広島文化学園HBGホールで開催された吉島中学校の文化祭において、保健委員会の皆さんによる歯に関するステージ発表が行われ、同学校の学校歯科医である辰本院長がスペシャルゲストとして出演いたしました。
テーマは“8020(ハチ・マル・ニイ・マル)”!
「80歳になっても20本以上自分の歯を保とう」というもので、1989年(平成元年)より厚生省(当時)と日本歯科医師会が推進している運動です。20本以上の歯があれば、食生活にほぼ満足することができると言われています。そのため、「生涯、自分の歯で食べる楽しみを味わえるように」との願いを込めてこの運動が始まりました。
発表では、学校の先生の歯にまつわる実話から始まり、クイズを取り入れて会場の学生の皆さんと歯の知識について学習する内容もあり、メインは自分たちの学校検診において、年々、歯垢の付着や歯肉に炎症がみられる割合が増えているという実態に触れ、これらが進行すると起こる『歯周病』について、①歯周病とはどんな病気?、②生活習慣との関わり、③予防や早期治療の大切さ にスポットをあて、わかりやすく工夫を凝らして演じられました。
その中で辰本院長が登場して、歯周病は静かなる病気と呼ばれ、初期は痛みが少なく気づかないうちに進行しがちであり、放置すると徐々に深部へ進行して最終的には歯を支える骨が溶けて歯が抜け落ちることもある病気であること、歯周病にならないためには普段からのケアが重要であること、また早期発見と適切な治療をすれば治る病気であること、これを踏まえ①歯の大切さ、②今日から始めてほしいことについてお話させていただきました。
今回、保健委員会の皆さんが歯をテーマにして発表されたこと、また、夏休み前から自分たちで歯の健康について調べ学習されていたと聞き、大変感動いたしました。
まだまだこれから長い人生、今日皆さんで学習したことを実践して、健康で豊かな人生を送ってほしいです。
吉島中学校HPにも掲載されております。